2024/06/28 08:00


この投稿は、毎週金曜日にcomorebiがお送りしている
【おえらいさん大学】というspotifyで聴けるラジオから
文字起こししたものです。

このラジオは、恵那市・中津川市のさまざまな企業の「おえらいさん」を招き、
いろいろお話を伺う番組ですが、今回はcomorebi設立1周年を記念して
comorebiメンバー3人での対談収録を行いました。
spotifyが聴ける方はぜひ、音源でお聞きください。
https://open.spotify.com/episode/24wZljgtAiC5a8Dn1C2OZJ?si=YCeFvrldRyyBJeEIHZQkHw&context=spotify%3Ashow%3A6K3NgeJEN2vq4jZL7H0k8f&t=8


登場人物【チサト・ユウスケ・タツオ】(途中、自己紹介があります。)

チサト)comorebiでお送りしてるおえらいさん大学が、今2人目のゲストで始まってるところで。せっかくなんで、誰がそれをやってるのかとか、どういう会社なのかとかを。 ちょっと挟めたらいいんじゃないかなって思ったので。
ちょっと録らせてもらおうかなって思ってるんですけど。

ユウスケ)いつもとは違う感じのゆるい感じ…。

チサト)うん、そうそうそう。いつも、やっぱりお偉いさん相手なんで、こう、ピシッとネクタイ締めてやらしてもらってますけど、今日は私服でゆっくりしながら行きましょうっていうことで。はい。

ユウスケ)いつもはね、社外の人と のお偉いさんを招いてお話を聞くけども、今回は社内のメンバーでお送りしたいなと思います。

チサト)
じゃあ自己紹介から行きましょうか。誰から行きますか。

ユウスケ)はい。

チサト)じゃあ社長が元気よく手を挙げてくれたので、自己紹介お願いします

ユウスケ)comorebi代表の伊集院祐亮です。いつもお偉いさん大学で 、お偉いさんにインタビューを取らせてもらってます。会社 では一応代表っていうか社長っていう役職、役割で仕事をさせてもらってます。現在30歳で出身大阪で。3年前に移住してきました。で、いま紅一点で司会進行してる方(チサト)の旦那です。
20歳まで大阪で暮らして、で、就職して、名古屋で7年間勤めて、会社員してて、 で、3年前に岩村に移住してきて、個人事業で 妻とデザインの仕事をしながら、1年前に株式会社comorebiで木こりを始めました。

チサト)ちなみにそのきこりっていうのは前からやってたんですか。

ユウスケ)移住してくる3年前 に、ある木こりの方に出会ったのがきっかけで、3年前からまずは地域のボランティア団体とかで、冬限定で間抜の一応アルバイトというかボランティアか ていう形で作業してましたね。で、あとは、うん、僕たちは小さな林業、自伐型林業っていうのをベースにしようと思っていて、その中で、 この後ちょっと紹介しますけど、タツオさんと出会ったことがきっかけで会社にしたっていう感じですね。はい。

チサト)会社員時代からそういう自然に携わるようなことをしていたわけでは全くなく。こっちに来てからちょっとずつ こっち寄りになってきたって。

ユウスケ)田舎寄りに、自然寄りになってきましたね。

次誰行きますか。

タツオ)はい、これは、はい。っていう流れ…、なぜか緊張してきたんだけど、なぜ。

チサト)笑。レック押してないんで大丈夫。練習だと思ってね。じゃあ、自己紹介お願いします。

タツオ)愛知県名古屋市出身50歳。 高校3年生の時に家出をして、 全国各地を渡り歩きの、北海道の知床斜里町ウトロという地域に20年近く住んで、その時は 漁師を15年ぐらいかな。 で、そのあと農業法人に行って、ジャガイモの種芋生産とかビートとか小麦なんかを作ってる農業法人に勤めて、 色々あって、2018年かな、 中津川に引っ越してきて、そこから林業の会社に就職して、きこりになって、いじゅんさんと出会って、現在に至る。

ユウスケ)で、あなたは誰やねん。

タツオ)あ、名前を言ってなかった。森です。

ユウスケ)タツオさんという愛称で。

チサト)はい、森タツオさんでした。ちょっとタツオさんの話はもう ね、掘り出せば掘り出すほど、うん、いっぱい何か出てきそうなんで、今度みっちり森さんの回をしてもいいぐらいありますね。

ユウスケ)散々聞いてるけど、多分まだまだ知らんことありそう

チサト)そんなこともやってたん。とかがまだまだある。そんな感じ。

タツオ)そうですね。comorebiでは統括責任者という肩書きで。頭を使うより手を動かしたい方なので、そっち担当です。

ユウスケ)ものづくりするときも メインでやってもらってるっていう感じですね。

チサト)comorebiのいいところは、本当に綺麗に役割が分かれてるのがいいですよね。得意分野というか。代表のユウスケは2人分の脳を使ってくれてるって感じ?私もどっちかっていうと手動かしたい派だから。

タツオ)3人分の脳だね。

ユウスケ)いやいや、逆に僕は脳使いたい派なんで。なんだろうな、 関心領域が違うっていうのは。こう、やりたいことに集中できるっていう意味ですごくいいと思います。
ところであなたは誰。

チサト)一応ちょっとだけ自己紹介をさせてもらうと、 伊集院ちさと。です。comorebiのペーペーの 立ち位置でおりますが笑。役員?

ユウスケ)役員ですよ。

チサト)直接的に体動かして作業とかはしてないけど、ちょっとデザインのところだったりを今やらしてもらってて、 でも一応アイデアとかはちょくちょく言わしてもらって。

ユウスケ)
影の支配者

チサト)いやいや、
代表の妻というあれを使って色々なんか文句言ったりアイデア出したり、まだ楽しいレベルで、ちょっと加わらせてもらってるっていう ところですが、ちょっと今年はね、もうちょっと踏み込んで、色々 なんかできたらなってワクワクしてますので
楽しみにしております。はい。
一応経歴も言うと。大阪出身で、 私は大学卒業して普通に就職して、子供の写真館で働きました。で5年勤めて、 結婚してやめて名古屋に来て。
結婚して1.2年で、ゆうすけが言った通りデザインのを立ち上げて。ちょこちょこやって、今に至るって感じですね。

ユウスケ)個人事業でデザインの仕事をやりながら、comorebiで、 裏ボスをしてくれてると。

チサト)そうです。

ユウスケ)ありがたいです。チラシとかさ、名刺とかを作ってもらえるのはもちろんありがたいんやけど、なんかね、細かいタスクがほんとにあって、 助成金とか、補助金出すときの参考資料を作るとか、ちょっとした資料を作るときに、デザイナーが中にいるっていうのはね、めちゃくちゃ助かってるので。で、あとは、家でいつも こう、僕の壁打ち相手になってもらってて… これでいこうっていうアイデアと、いやいやみたいな取って出しのやつも全部一旦聞いてもらい、フィルターかけてもらい、逆にアイデアもらいっていう感じで。まあまあ、本人は何もやってないと言いながらも、 僕は助かってますんで、

チサト)正直さ、こんなん自分で言ったらあかんけど、私の意見でこうなったの(商品化とか)いっぱいあるよね。

ユウスケ)出た出た、裏ボス感じてきたよ。

チサト)なんか、この前2人で話してて、おえらいさん大学やろってなったのも、私発信じゃなかったっけ。ってなったんですけど、どっちでしたっけ?笑

タツオ)それはもう、ちさっちゃんが…笑

ユウスケ)いや、いやいやいや

チサト)笑。なんか、そんな話をしたりね。色々アイデアは一応一般人の考えだけど出さしてもらってます。

ユウスケ)はい。ありがとうね。

チサト)これからもお願いします。
じゃあ、自己紹介はこの辺にして、その、comorebiができるまでに 代表ユウスケと森さんが出会ってこうなりましたっていうのは、今ちょっと自己紹介ででたけど。 ただ出会っただけじゃいきなりcomorebiやりましょうってならんと思うので、どこでこうお互いの気持ちが、おー!ってなって。どういう流れでここまで来たのかなっていうのをちょっと思い出して話してみませんか。

ユウスケ)いいっすね。

チサト)どっちからこうアピールしたんですか。

ユウスケ)もうちょっと具体的に話すと、今、岐阜県恵那市っていうところで、自伐型林業っていう、既存の林業とは少し違う小規模林業をやろうっていう、動きが あった時に、恵那でセミナーがあって、ほんとにたまたま、僕もタツオさんも参加されとって。そん時はほんとに初対面で、中津川市、隣の市で、そういう、同じようなことを考えてる人がいるんやなっていうのを、まず知って、でも、会った時は仲良くするみたいな、そんなことはあんまなかったですよね。

タツオ)むしろ僕は印象的に、かなりゆうすけ、その場の雰囲気ともちょっと毛色が違う人やなっていう。 な、なんだこの人はっていう印象だったし、自分とは合わないタイプかなって思ってて。

ユウスケ)いや、俺も!その印象、、、

チサト)よくあるやつ笑 ちょっとずつ意識していったんかな。

ユウスケ)そう、だから、この林業っていう枠の中でも、よりこう土に近い人と、 よりこう風に近い人とかがいて。もちろんその真ん中もたくさんいるんやけど、 多分両端の人。1番風側で1番土側の人やから。

チサト)なんかかっこいい言い方!

ユウスケ)ありがとう。

チサト)その風と土はどうやって交わるんです。

タツオ)僕の記憶ではグリーンウッドワーク。
ユウスケ)そうやね。タツオさんがグリーンウッドワークっていう生木の木工加工を されてるっていう話を聞いた時に、僕は 林業をやっていくときもずっと考えてた自分がもし事業としてやるならば、その市場出荷だけじゃ多分経済的に自立できないって思ってたから、どうやって出口のマーケットを取らないといけないのかなっていうのはずっと考えとって。 
で、ただ、ずっと答えを持ってなかった時に、グリーンウッドワークっていう、その生木を扱う、 むしろ生木がいいっていうことで、普通の林業っていうか、木材の世界じゃ、生木ってもうタブーじゃないですか。
生の木って敬遠されるっていうか、悪いとは言わないけど、完成してないみたいな扱いになるんだけど、むしろその生木が主役っていうところが、 当時のカルチャーショックで、そんなことができるんだっていう驚きと、あとは、大きな機会がなくても、むしろ手工具がメインっていうところが、なんかやれそうだなっていうところがほんとの入りで。で、興味持って、まずは自分が覚えたいと思って…
で、タツオさんに習いに行ったっていうのが、お近づきのきっかけでしたね

タツオ)そうっすね、うん。

ユウスケ)で、やっぱ 土の人なんやけど、土の人側のアクセスで、タツオさんもすごい行動してて、自分で その山主を見つけ、もう山を買いっていう行動もされてて。で、技術の面では、その当時、出会ったときには、もう個人事業として林業でご飯食べてたわけじゃないですか。っていう状況も聞き、 だから、ああ、めちゃくちゃ行動力あって。ただそのアプローチが僕とは違うなっていう ふうだったから、なんかだんだん、「なんだこの人!面白!」って思っていた記憶がありますね。

チサト)その時点から、足りないところというか、自分だったらこうしたいみたいな、あったのかね?なんていうの、もともとゆうすけって、森さん相手じゃなくても、誰かのこういうビジネスを聞いて、勝手に「こうしたらもっと売れそうやのにな」とか、考えるの好きやんか。
そういうところから、自分ごとにしていったというか。で、最終的にグリンウッドを一緒にってわけじゃないけど、一緒にできたらっていう風に、こう考えていったような流れやったかなって。 
私も相談されて、とりあえず1回グリーンウッドワーク一緒にやりに行かん?って言われて、私はね、楽しそうやったから、もちろん行きたいって言って、お家お邪魔させてもらってって感じやんね。で、案の定楽しくてね。

ユウスケ)作るのが楽しかった。

タツオ)そんなに関心持ってもらえるとも思ってなかったから楽しかったね。

ユウスケ)元々はビジネスって、なんだろう、 感情じゃないところ理論のところで、これなら突破できないかっていう部分がまず僕のとっかかりやったんですよね。で、 それにまずは触れてみたいと思って、タツオさんに教えてもらいに行って。そしたら、その感情の部分で自分も心が動いて面白いものなんだっていうのが分かった時に、なんか揃った。みたいな。
思いと思いだけでもダメだし、でも思いがなかったらダメだなと思ってたんで、そこがなんか揃った感じがして。

チサト)やっぱ実際やってみるってめちゃくちゃ大事やんね。

ユウスケ)タツオさんはどうでしたか。僕とのその距離が縮まっていくときは。

タツオ)よく覚えてんのは、その自伐(自伐型林業)で集まった時に、すごいグリーンウッドワークのことに 関心を持ってもらって、意外だって。自伐の話の場の中に、「グリンウッドワークって・・・」ってグワーってきたから。「絶対いっすよ!」みたいな。で、僕は僕で、山を買ったというか、 立木を買って。ちょっと動き始めたもののこれ1人でやっとっても楽しくないし、経営的にも全然回らんな、 ちょっと待てよっていう状態だったので
そういう中で出会って、なんか、ちょっとずつ話をしていくうちに、 一緒にやりませんか。会社。みたいな話になった時に、可能性を感じて。1人じゃいけんけど、2人なら突破できるのかもって。

チサト)すごいね。ほんとにこう、なんかタイミングと状況が、めちゃくちゃ良かったんじゃない。 
なんか私はユウスケに森さんと一緒に会社やるのはどうだろう。みたいな言われた時、「え!?」っていうか、「いやいやいや、まず森さんがそんなノッてこないっていうか、出会って間もないし、会社作るって・・・ えぇ??」みたいな。だって結婚と同じぐらい大変じゃないですか。しかも2人だけやから。
今でも思うんですけど、私とユウスケは(夫婦だから)こんだけ喋って(コミュニケーションがいる)るし、森さんとユウスケもコミュニケーションもめっちゃいるし。
それこそ性格だけじゃなく、普段のこと(生活)とかも目に入るし、 今も色々実感してるかもしれないけど、そういうのとか大丈夫?ってすごく心配になった記憶はあるんですけど。でも一緒に会社やりましょうって言った時の森さんの反応が、いい反応だったっていうのを聞いて、うん。おお。ってなってすご!と思って。

ユウスケ)いや、でもほんまに人生2回目のプロポーズぐらいの緊張というか。

タツオ)1回目も緊張したの?笑

チサト)なんなら2回目、その森さんの方があれちゃう?だって心配じゃない?
振られるかもしれへんし。1人目、私の時はなんか大体もう分かった上でやるから。プロポーズ。笑

ユウスケ)それは確かに。

チサト)だから、森さんに言う方が緊張したんじゃないかな。ごめんなさいって言われるかもしれない。

ユウスケ)そうそう、そういう可能性は高かったよね。むしろ、結婚のプロポーズよりも

チサト)あとで気まずくなっちゃうかもしれん。

ユウスケ)そうそうそうそうそう前の関係の方がまだ良かった、みたいなね。 笑
でも逆にそう、会社ぐらいやらないと覚悟が示されへんなというか。なんだろうな、 あんまり結婚に例えるとあれかもしれんけど

チサト)なーなーで付き合ってる〜みたいな感じ?

ユウスケ)そうそうそう、籍を入れるみたいなもんかなと思ってて。法人も。
とはいえ、法人も作ったって、うまくいかんかったら別れたらいいというか、潰せばいいと思ってたから。 
だからほんとに立ち上げの時は売り上げも見込みもないし、もうまさにこの、この1年目はタツオさんと離婚するかしやんかを試す、ある意味テスト期間やった気が しますね。
ほんとに0やったんですね。0が1になるのか ってとこもあったしね。
1回あれやもん。だって今だから言えるけど。今ちょうど1年目じゃないですか。法人1年経って、2期目が 始まって3日目ぐらいですけど。会社作って半年ちょっとぐらいの時に、タツオさんに、「いや、 僕じゃない気がする」みたいな、

タツオ)笑 そんなこと言った?

ユウスケ)言った言った。ほんと。言われて。
結婚やん!みたいな。「私でいいのかしら。」みたいな言われて、呼び止めたのは覚えてます。

チサト)でも、そうやってね、磁石じゃないけど…そうやってやっていくんでしょうね。

ユウスケ)だって、この中でもいろんな挑戦をし続けてくるから、その度に、 今どっち向いてる。どっち向きたい。っていうところのか、お互いの考えを合わせなあかんかったから。 
ある意味、僕の方がこう、前に行きたがるというか、こうしたいっていうのがあったから。そうそう、そこで多分、タツオさんは、ちょっとこう引いちゃって…
「あーちょっとやばいぞ、こいつ。」みたいな感じやったと…

チサト)私でも未だに思うことある。笑

タツオ)どっからこのエネルギー出してるのかって、今でも思うけど、

チサト)そうそう!それがまだ5年は続きますんで!(結婚5年目)少なくとも。
まあキリよく。そろそろ着きますね。(車で移動中の収録でした)

ユウスケ)はい、ありがとうございます。

チサト)ありがとうございます。じゃあ、続きはまた後ほど。

タツオ)はい、ありがとうございます。


後半もあります!
来週更新予定です。