2024/07/05 08:00



前回に引き続き、spotifyラジオの文字起こしです*
spotifyが聴ける方はぜひ、音源でお楽しみください!


メンバー【ユウスケ・チサト・タツオ】(自己紹介は前編をご覧ください)

チサト)後編で話したいのは…法人になって1年経ったそうですね。

ユウスケ )たちました。

チサト)おめでとうございます

ユウスケ )おめでとうございます。

タツオ)ありがとうございます。

ユウスケ )「1年経つと思ってない」っていうとあれだけど、全く想像できなかったですよね。

タツオ)離婚もせず、

ユウスケ)離婚もせず。 離婚の危機はあったけど、

チサト)可愛いもんでしょ。もっと普通やったらもうバチバチやる人はやるんじゃない。だからそこはほんとにこう、横で見てて、なんか2人の性格がマッチしてんのかなと。

ユウスケ)すごいよね。全然違うキャラクターやったのに。

チサト)でも、そういうこまめな打ち合わせっていうか、ミーティングで共有し合えてたらいいなと思って。

ユウスケ)週1、日曜日の夜9時からはzoomっていうのがもう今定着してますもんね。

タツオ)そうだね、あれはいいいよね。

ユウスケ)もう今日もおかげで寝不足やけど(月曜の収録)

チサト )こまめに話すってほんとに大事やなって夫婦間でも思う。 
話すことを逃げるともうダメやもんね。 そんな感じでこれからも続けていければと思ってる。(森さんは)大丈夫ですか?

タツオ )ため込んでたものもだいぶなくなったので。

ユウスケ )溜め込んでたんや笑

チサト)そりゃーあるでしょう笑 そういう話ももちろんだけど、1年の歩みを。たった1年ではあるけど、 結成してから、どういうことをしてきたかとかをちょっと振り返ってみてもいいかなと思ったんだけど。

ユウスケ)設立は6月なんやけど、 半年前の1月に、たつおさんが木を買った森で、間伐ツアーっていうのを1回やって、結構、僕の中ではあれが、 ちょっと大きかったというか。

チサト)それが初めて一緒にやったこと?

ユウスケ )確かに。共同事業としてはそうだよね。だから、スプーン作るとかは3人ではやってたけど

チサト)知人ではあったけども、自分ら以外の人たちに木と触れ合う機会を作ったってことやんね

ユウスケ)そうそう、僕の 前の会社の人が家族で遊びに行きたいって言ってくれたんで、タツオさんが持ってる山でせっかくだから森で間伐体験しようよっていうことで、間伐ツアー。ツアー、、、体験かな。で、1本伐倒するところを見てもらい、みんなでロープ引いて倒し、 防護服をつけチェーンソーを握り、丸太を切るという。イベント をやったのが、一緒にやった事業の始まりやんな。それが1月。

チサト )なんかさ、寒い時やったからどうなるかなと思ったけど、 なんか、良かったですよね。ほんとは、そういうのをしていきたいなって言ってたけど。1つ、いい経験になったというか。

タツオ )〇〇さん(体験してくれた人)自分でチェーンソーも握って。スウェーデントーチも作って、 それが、なんか特別なことだと思ってたけど、やっちゃったって言ってたのが、それがすごい印象に残ってて。なんか、喜びみたいなものを感じたか、感じてるように見えて。それがこっちも嬉しくて。

ユウスケ )大の大人を自分たちだけでこう、本気でワクワクさせれたみたいなところは、すごいことですよね。

チサト )またやりたい!

ユウスケ )またやりたいな。あれはなんかもう年1ぐらいに、収益化とかうんぬくんぬじゃなくって、おもてなしみたいにできると。こっちも気取らずに。 来たかったら来てくれたらいいし。別に無理に来なくていいし。みたいな。

チサト )それこそ移住希望の人と繋げたりできてもいいよね。妄想は膨らむ会でしたね。

ユウスケ)あと、その間伐ツアーで来てくれた知人の奥さんが、当時は名古屋でウエディングプランナーとして働いていて、で、その式場でウエディングケーキを乗せるための台(切り株)がちょうど今欲しかったんですと言っていただき、 うちから名古屋の結婚式場にウエディングケーキをのせるケーキスタンドを納品させてもらうっていう。

チサト)すごいよね。しかもその日のうちにね、そんな話になって。とんとん拍子にまさかほんまに連絡くれて。みたいな。

タツオ )なんか値段についてもだいぶ話した気がする。

チサト )いくらで売る?ってね。今まで誰にも何も売ったことなかったやつらが、これなんぼ?って言われて…

ユウスケ )これも裏ボスの鶴の一声で値段の最後がパチンと入りましたよね。

チサト)パチンとなのかわからんけど、これでいってみる?みたいな。 面白かったね。
いやでもそのくらいの価値あったと思うよ。みんなに完成品を見てもらいたい。でも、うちらも結局、使ってるところ見たことないから。
見てみたいね。それをちゃんと商品写真に使いたいよね。
そういうことが、6月までのうちにもうあったもんね。そのあとはサトワラとかかな。

タツオ)あ、そうだ。

ユウスケ )あそこの藪のはらいもやって。真夏は結構ドラマチックでしたよね。

タツオ )クソ、頑張っとった。

ユウスケ )頑張りましたよね。

チサト)あの鳥のキュッキュ鳴るやつ。バードコールとかも

タツオ )やった。

<それぞれ思い出に耽って・・・>

チサト)なんか下積み感があっていいね。笑

ユウスケ)そういう意味では、サトワラで色々経験させてもらって

チサト)ありがたい場所やね。

ユウスケ)ここでサトワラの紹介を。ちーちゃん、ちょっと教えてもらっていいですか。

チサト)岩村の耕グループのくわのみで、繁澤あゆみさんが代表となって、運営されている ママと子供の遊び場。(パパも)耕作放棄地を利用してイベントを毎月されてるよね。イベントの中で、色々な講師をお呼びしたりしてる。
元々は 未就園児を対象とした遊び場を計画されてたけど、今は、小学生くらいの子たちも来れるように、土日開催とかにしてる。毎回、ゲストもいろんな方呼ばれてて、森の回っていうのも増やしましょうっていう話をいただいて、うちらも そうやって子供を一緒に交えたのもやりたかったから、ぜひ一緒に!・・・っていう流れやんね。

ユウスケ)去年1年間は、サトワラの森の回っていうことで、1ヶ月ごとに 耕作放棄地で遊ぶ回と、森の中で遊ぶ回っていうのを順番にやってたね。

チサト)自分らだけじゃイベントなんてやっても人集まらんし、そういう 元々あるものにコラボで入れてもらえてよかったよね。そこでも紹介もしてくれるから、こういうことやってる人たちがいるっていうのも言ってくれるし。自分らの時間を作ってもらえて、ありがたかったよね。
そういう活動を去年は、各月でやってました、と。で、それ以降は10月の馬籠に向けて…(作業してた)。なんかずっと、「馬籠に向けて…」って言ってた気がする。

ユウスケ)馬籠が何かというと、「フェス」やんね。<まごめフェス>ってイベントで、イベント出店をcomorebiとして初めてするっていうことになったから、 もう値札から、什器、出店するためのそういうものから、 会計のためのソフトから、もうほんまにありあらゆるものをね。で、<値決め>もそうやったし、商品を作るのもそうやったし、

チサト)ワークショップもしようってなったから、何のワークショップがいいかって…(決めたり)
馬籠自体はね、ちょっと当日天気が悪かったりとか、でなかなか あれだったけど、でもそれをやっといたおかげで、その先の出店に、そのまま使えたっていうか、なんていうの、活かせたから準備としては良かったよね。

ユウスケ )よかった。すごい

チサト)出会いもあったし。いいお客さんに出会えて。

ユウスケ )楽しかった。雨は散々やったけどな

チサト)雨はやっぱね、イベントは・・・(キツイ)そこでも学んだよね。
雨の日は無理せん方がいいっていう。

ユウスケ)あんだけ頑張って作った商品やら什器がびちょびちょになり、 体もビチョビチョになり、そして客は全然こん。今だからね、笑い事になるけど、

チサト)でも…晴れるなら今年も出たい。

ユウスケ )出たいね。出たい出たい。むしろ、むしろ出たい。なんか1年の成長を試したい。

チサト)そうやね、確かに これをこうすればとか、特に私はワークショップはやっぱやってほしかったから、 結構子連れが多かったっていうのがわかったし、それなら子供向けにしたらもしかしたら次はやってくれるかもしれんから、そういうとこもちょっと考えていきたいね。

ユウスケ)それが、10月頭のできごとか。

タツオ)そうだね、なんか、マルシェが立て続いて、マルシェ立て続けにやって、わちゃわちゃしとる時に、助成金の話がぽって出てきたもんだから、それでも、わちゃわちゃして

ユウスケ)
それで、年またいで、1月に時のイオンに出店して、 でもその頃には、マルシェが3、4回経験できたわけだから、自分たちの方ができてきて、マルシェに出す商品もすごく上手く絞れたわけで、レーザーね。

チサト)それを言ってなかった!

ユウスケ)とにかく最初は木工で今作れるもの結構幅広でやってたよね。

タツオ )一輪挿しは商品としても出したし、ワークショップでもやろうって言って、

ユウスケ )で、レーザーの機械も持っては行ってたんですよ。

チサト)そっか、一応そのつもりやったか。

ユウスケ )でも、雨やったから車からは出さんくて。

チサト)レーザーで作る商品は、<お名前入りチャーム>っていうので。丸い薄切りの木に、イラストとお名前をレーザーしたものってことですよね。

ユウスケ)ただ、裏話としては、もう当時の僕らで 持ち運べて加工ができるっていうところがほんとに限られとってんで、苦肉の策で、 6センチ台の木の枝を使うっていう、はい、細いところを使うあれであれば、そのテーブル層で1発切りができて、やすりをかけれて、商品として完成させれるっていう。うん、もうそこもある意味苦肉の策やって。

チサト)そう。でもそれがね、反響というか、特に子連れの方がお子さん用に…って言って、買ってくれる人がイベントでは多くて。そこで気づいたって感じ。

ユウスケ )それもやっぱ現場で教えてもらったよね。お客さんにこんなに売れるんやと思ったもん。イベント出たら、もうほぼずっと機械が動くぐらいさ、お客さん切れへんやんか。なんやったら、何枚か 一気に頼まれたりして、レーザーも何分かかかるから、ちょっと待ちになっちゃいますみたいな。とか、たまたま近所の人やったから、うちに今度取りに行きますって言われる人もおったし

チサト)嬉しかった。

ユウスケ)嬉しかった。現場の手応え。

チサト)comorebiが言ってる「全部使う」みたいな…

ユウスケ )「木1本丸ごと」みたいな?

チサト )そう、「木一本を余すことなく」っていうのが、コンセプト?っていうのかな?
小っちゃいサイズの木でも、これって何かに使えるかなって考えてやってるってのがいいよね。

ユウスケ )そう、林業界では、あれ(チャーム用の小さな木の枝)はもうごみなのよねリンチ残材って言うんやけど、森の中に残してくる材っていうことで、要は、 持ち出すためのコストが見合わないから、山に捨ててくるわけよ。 
そういう木なんですよ。チャーム用の幅6センチの木っていうのは。

ユウスケ)なんとか使いたいっていうところと、逆に言うと、うちはもうそんな木しか使えんっていうところがあって…で、生まれた商品やんね。チャームは。 で年輪が綺麗に入るから、すごい可愛くて木自体も素敵やし、木の特徴・個性もしっかり出るし。

チサト)めっちゃチャームのこと褒めるけど(笑)すごいcomorebiに合ってるというか。もちろんこれから他にも作りたいものってあるけど、大きいものとか。でも、木工屋さんをやりたくてやってるわけじゃないから、だからこそ、子供から大人まで手に取ってもらえるっていう意味で、このチャームが存在するっていうのは、

チサト)なんかいいことだなと思って。

ユウスケ)もうシンボリックやんね。うちの

チサト )そう。もっとすごい人(木工作家さんとか)から見たら、ただのチャームではあるけども、こういうちっちゃいものからでも、いろんなたくさんの人に回ればいいなっていう、ところもあるから、すごいそれがcomorebiのイメージにあってるのかな。コンセプトって思う。・・・チャームにめっちゃ語っちゃう。笑
でもこれからはね、もちろんチャームも続けるけど、他にも色々と作られるんでしょうかね。

ユウスケ)そうなんですよ、持続化補助金。今回チャームは作れるようになったけど、やっぱり今は細いところしか加工、量産体制は取れてないから、もう少し太いところとか、もうちょっと手を込んだもの作りをしたいなっていうので、先月の末に、持続化補助金…まだ申請中やけど、それも、いろんな先生っていうか、いろんな方に教えてもらいながら、書類作って、事業計画作って、、、で 木工の旋盤の機械とか、鉋(かんな)っていう、直角・まっすぐを出すための機械とかを購入して、もうちょっと、ものづくりのレベルも上げたいなと思ってます。

チサト)じゃあ、機械が手に入ったら、森さんは何か妄想してる創作はあるんですか。 
これをもう真っ先に作りたいんじゃ。みたいな。

タツオ)まぁ、色々ありすぎますけどね。

チサト)何からやりましょうね。

ユウスケ )<木箱>じゃないですかねー。リンゴ箱。リンゴ以外にも、例えばワインとか、例えば野菜とか。(入れられる)
こんな形を、長さや幅や深さを変えて。いろんなものになるんじゃないかなと。 
あと、製材機そのものも買ったわけじゃないけども、製材所と近くで知り合うことができて、お願いできるパートナーの会社が見つかったから。仲間になれたおかげで、そういう 木箱・りんご箱が現実味を帯びたっていうとこですかね。

タツオ)1年を振り返りつつ、、、展望も・・・

ユウスケ )ついそっちにいっちゃうね。

タツオ )いっちゃうっすね。

<振り返りに話を戻して>

ユウスケ )年明け。僕、めっちゃ忙しくしてた気がする。

タツオ )アツかったって!休眠預金取る!ってなって。

ユウスケ)そう、2月まで休眠預金で(申請の準備して)、もうほんとに毎日夜中まで。

チサト)もうなんかその時その話しかしてなかったよね。comorebiの商品の話とかあんまりやってなかったよね。

タツオ)ミエコさんところ(今の工房)貸してくれて、作業スペースができました。じゃあそこも整えなきゃって言ってるところに休眠預金をぶち込んできたもんで、 まじかユウスケって思ったけど、でもああやっぱり今は 本当にああやって、結果として今回は取れなかったけど、向かって良かったんだなっていう・・・

ユウスケ)商工会の先生にも、めっちゃ褒められましたよ。休眠預金の書類は。あと休眠預金の申請を出すために、いろんな 地域の、7代8代続く酒蔵とか、銘菓とか、市役所の人も、商工会の人も、いろんな方にインタビュー・リサーチかけたりして、そういうのやる中で、自分のビジョンっていうか、計画も固まってきたし。めちゃくちゃ成長できたと思いますね。助成金は・・・

タツオ )ね、うん。

チサト )今後の目標を立てるためにあったかのような期間というか。ちょっと遠い未来かもしれないけど、こういうことしたいねっていうのを考えれた

ユウスケ)楽しかったよね。だって、飲食店オープンさせようぜ!って(笑)

チサト)なんか学校の課題みたいやったよね。

ユウスケ)物件探しからで、しかも物件も見つけたのよ。しかもお値打ちで。近所で、いい場所で。

チサト)いや、いつかやろうよって思いますね。

タツオ)あれは目標やね。

ユウスケ)そっから、多分僕は持続化の方に行ったんですよね。持続化の準備をしつつ、 今僕らがフィールドとさしてもらってる<共創の森>っていうちっちゃな森があって、そこで薪を作るっていう、 地域のNPOと一緒にB型就労っていう障害者就労の一環で町作りをしようかっていうところも、ずっと去年から並行して走ってたから、 それも自分たちの中でも形を作って、いろいろ実験も実証実験繰り返して、 これならリリースできそうだっていう形まではもう準備を整えるっていうのも、去年から今年の頭にかけてやりましたよね。

チサト)イベントの話をさっきはいっぱいしてたけど、ちゃんとその木の方(森関係)もやってきてたよってことだよね。並行して、

ユウスケ)ミエコさんっていう方の工房・作業スペースを借りれるようになったのも、今年に入ってからだし。

チサト)めちゃくちゃありがたいね

ユウスケ)あと製材所。製材所のイサムさんという親父がおるんですけど。その方とも運命的な出会いやし。

タツオ )和音さんにご飯食いに行った時。

ユウスケ)そう、ご飯屋さんでね、タツオさんの家の近所のご飯屋さんで、

タツオ )アヤネ(タツオさんの娘さん)が1人で。飯食いに行ったか、お手伝いに行った時。
そこでたまたま製材所の 3代目がきてて、娘に「お父さん仕事何してんの。」って聞かれて、説明がめんどくさいからって言って、持ち歩いてた僕の名刺を出したら、

ユウスケ)すごい。

タツオ)そう、なんかね、営業してくれてんだよ。

ユウスケ)もうちょっとアヤネちゃんの分も名刺刷りましょう?営業担当で。笑

タツオ)笑 和音さんっていうお店もなかなか、面白い素敵なお店なので、そういうマジックもあったのか。

ユウスケ)なるほど確かにね。人と人との交流がよくある場所だから。和音さん(オーナーさん)が「そういえば、ここのお父さんも、木の関係の・・・」みたいな紹介がきっとあったんでしょうね。

・・・・ じゃあ、あと2分でもう着いちゃうので今後の展望を。(チサトに)

チサト )2分で?いやいやいや、代表がそれは言わなきゃ。

ユウスケ)
じゃあ。
現実的な話をすると、今僕は古民家改修をしたい。
自分たちで切った木で、自分たちで製材とか加工して、 使われてない放置されてる家を回収・リノベーションして、移住したいっていう人に貸し出してあげたい。 
ちょっとリアルな、現実的なあれやね。

チサト)なんかこうね、木ってやっぱできることが多すぎて・・・なんか何にでも

ユウスケ)そうなのよ。

チサト )あれできるやん、これできるやん!になって・・・もうね、いつも考えてますね。(可能性を) 
その中で今熱いのは古民家回収っていうことですね。楽しみ。

ユウスケ )
ちょっとゲリラ開催の

チサト)ラジオ番組でしたね。
今、工房につきまして・・・

ユウスケ)
じゃあ、頑張りましょう。

チサト)今年も頑張りましょう。